永遠の道
 

  金子治男

肉筆画/複製画 42×29.8cm

永遠の道とは永遠の命の道である。命に至る道は細くて狭い。それを見いだす者は少ない滅びに至る道は大きくその道を通って行く者は多い。いったい誰が狭くて細い命に至る道を見いだせるであろうか、命の道は細いので足を踏み外すなら崖から落ちて命を落す事になる。青いくだと赤いくだの流れるように、情熱と理性によって結ばれるなら世界は平和になる。理性によって結ばれる円柱には、安定感と喜びの美がある。果てしなく続く地平線の彼方には秩序正しく並ぶ輪の行列の如く世界には平和と幸福が行き渡る。