門と輪
1981年 金子治男 35歳
肉筆画/複製画 42×29.8cm
この門は比喩的な門である。私は世の中で最も美しい門とは何かを思い浮かべた。それは命の門であり狭い門である。それは細い道を通って永遠の命に至る門である。地平線の彼方から歓喜の叫び声が聞こえてくる。誰がこの狭い門を見い出せるだろうか。この門を見い出し、この門を通って行く者には、平和と幸福と永遠の命が与えられるであろう。あちこちと輪が散在しているように、平和と円満と幸福が永遠に行き渡るであろう。