1962〜1963年 金子治男 16歳 150cm×88cm 油彩 広大な宇宙と小さな自分、この事を考えると、自分とは何か、という疑問が出て来る。150億光年彼方の光が、地上の人間に語りかけて来る。「お前はいったい何者なのか」と。その問いに答えるなら、150億年という時間が笑うだろう。無限大の宇宙、そして無限の時間、その中にあるほこりの1点のような人間、こんなはかない人間がなぜ存在するのだろうか。私はその答えを知った。その答えを話すならある人は信じないだろう。しかし誰でもその答えを得ようとする者は得る事が出来、得ようとしない者は得る事が出来ない。人間の目には見えない燃えるような霊の世界、その霊の世界に関する真理を知る事、それが宇宙と人生についての凡ての謎を解く鍵である。 |