人口過剰

  1964年 金子治男 17歳

おーい 助けてくれ、苦しいよ、どうしてこんなに殖えたんだ、ひしめき合う人々の群像そして叫び声、未来の人類社会からの助けを求める声が聞こえてくる。闇に囲まれた未来の想像上の社会からの幻が浮かぶ。時代は遡り今から6000年程前、地球上にはアダムとエバの二人しか存在しなかった。アダムの子孫は殖え続け、1800年には10億人、1960年には30億人、2011年には70億人、そして、2050年には90億人に増加し、さらにこの増加率で殖え続けるであろう。しかし、地球にはそれ程の収容能力や食料の産出力があるだろうか。人類は、その解決策を持ち合わせていない。しかし、解決策はある。我々の住んでいる社会とは異なる別の世界からの手紙、その中に解決策が書かれている。その手紙に注意を向ける事は、人類にとって重要な事柄である。人類はもはや別の世界からの助けを必要としているのである。つまり、真理の霊の世界からの言葉に耳を傾ける必要があるのである。