進化論の誤り
 

  2013年 金子治男

色鉛筆画 42cm×30cm

現代において多くの人々は、進化論が事実であるかのように信じているが、実際には生物進化には、科学的証拠は全く無く、すべて仮説から成り立っている事を、知るべきである。その故に、日本の進化論の最高権威者であった今西錦司氏は、1983年11月18日の毎日新聞の中で、進化論は科学ではない事を認め、進化論と科学との決別宣言を行なった事が報道されている。進化論には科学的証拠が無いことは、次に上げる事柄から理解できるだろう。




1.進化論には土台が無い

進化論によると、当初生物は、無生の物質からひとりでに発生したとされているが、そのような事は一度も観察された事はなく、実験によって証明する事は出来ない。まず生命に必要な20種類のアミノ酸が創造者なくして自然発生する事はあり得ない事である。さらにアミノ酸から生命に必要なタンパク質が形成される可能性は進化論者によると10の113乗分の1しかないのである。10の113乗分の1という数は宇宙内のすべての原子のかずよりも多いのである。さらに細胞が活動する為には、200種類のタンパク質が必要であり。これが無作為の過程で作られる可能性は
10の40000乗分の1しかないのである。さらにDNAに必要なヒストンの最も簡単なものが形成される可能性は20の100乗分の1しかないのである。これらの事実から見て、創造者なくして無生の物質から、ひとりでに生命が発生する事は、不可能である事がわかる。



2.化石の記録は進化論の誤りを示す

進化論者によると、生物は単純な動物から、複雑な動物へと徐々に進化したと主張するが、化石の記録によるとそうではなくカンブリア紀と呼ばれる地層から、突如としてあらゆる複雑な種類の動物が発見されそれ以前の地層からは、ほとんど生物は発見されないのである。その故に生化学者D.Bガウアーは、英国ケントタイムズ紙に伝えられた次の評論を行ないました。「創世記の創造の記述は両立しえない。どちらかが正しく、どちらかが間違いであろう。化石が物語るところは創世記の記述と一致している。最古の中に最も原始的な生き物から、それより発達した種々の形態への、段階的な変化の跡を示す系列的な化石は見出されず、むしろ最古の岩石の中に十分に分化した様々な種が突如出現している。どの種とどの種の間を見ても、中間的な化石は全く存在していなかった」。それで化石の記録は進化ではなく、生物は創造者によって創造されたという事を明確に示しているのである。
     
3.突然変異は進化論の誤りを示す。

突然変異に関しては数多くの実験を行い、ノーベル賞を受賞したH.Jミューラーは次のように述べている。「突然変異のほとんどは不良な変異であり、優良な変異はきわめてまれであるから、突然変異はすべて不良であると見てさしつかえない。「進化のしくみ」という本の中でドーズウエルもこの点を認めています。「実験室で発見される突然変異のすべては劣性形質もしくは反優性形質であり。大部分は生理的に有害な作用をする。自然環境下の生物に有益と思われるようなものはほとんど観察されていない。突然変異の99%以上は有害な作用をもつ。


4.自然選択は進化の敵である。

「チャールズ・ダーウイン」という本の中で、デ・ビーアは、「進化を制御するのは・・・・・自然選択である」。とかいています。「自然」は有害な突然変異を退けつつ有益な突然変異の「選択」を続け、やがて一つの生物は進歩した別の生物に変わると唱えられている。しかし、突然変異の99%以上が有害であるなら、「自然」はいったい何を「選択」できるのだろうか。仮に有益な突然変異が一つ起きたとしても、その実際生は非常に少ない。そののち同じ系統に有害な突然変異が多く起きれば、その生物は劣勢になるので、何かを行うとすれば、自然はその生物を退けるであろう。「自然選択は、突然変異と同じく進化の敵となるのである。


5.こん跡器官は進化の証拠ではない

この点について大英百科事典は次のように述べている。「いわゆるこん跡器官の多くも、重要な働きをしていることがしだいに知られるようになってきた」。ある器官の働きが分からないからといって、それをこん跡であるとすることはできない。また機能に障害の起きることも、こん跡器官のしるしではない。おそらく毎年の、のどの病気の発生例は、虫垂炎の発病より多いであろう。しかし、のどをこん跡器官と呼ぶ者はいない。さらに進化は新らしい器官の発達、また機能の向上となるはずである。本当に退化している器官があるなら、それは進化の証拠ではなく堕落の証拠であり、人間が進歩ではなく退歩傾向のしるしである。


これらの理由から、進化論が誤りであるという、十分な科学的証拠がある為に、「進化論の誤り」の絵に示されているように、やがて進化論は崖から電車が落ちるように、全く姿を消してしまう時が来るであろう。この電車は途中から蛇に変わっているが、進化論者に言わせれば、似ている物は進化の証拠だという。では、電車は蛇に似ているので蛇から進化したものだと言うのだろうか、尤も進化論の正体は蛇であるといえる。蛇とは聖書によると偽りの父である悪魔サタンの象徴である。(ヨハネ8:44)(黙示録12 : 9 ) 又は (啓示 12 : 9 )地球全体を惑わして来た進化論は、多くの人々が好む広い門を通って滅びに至るのである。一方、正しい科学は、細い道であり、狭き門と、真理の門と、命の門を通って二つの種類の永遠の命に至るであろう。
ヘッケルによって考案された進化の系統樹は、正しい科学と言う鋸と、真理の斧によって切られ、大きな音と共に倒されるであろう。いや、既に倒されているのである。この重大な真理については、全人類が目ざめるべきであり、全世界の学校教育は、進化論は科学が遅れていた時代の誤りであった事を教えるべきなのである。私はこの事を全人類にお勧めします。