三位一体の考察
 

 

2015年 金子治男

コラージュ画/色鉛筆画 29.7×42cm

三位一体は古代から現代に至るまで、全世界の崇拝物の中に浸透している。カトリック、プロテスタント、ギリシャ正教、モルモン教、統一教会など、ほとんどのキリスト教と称する宗教、及び、仏教、ヒンズ−教、その他多くの民族宗教の中で崇拝されている。

三位一体とは、アタナシウス信教によれば、「神聖な三者、父、子、聖霊が存在し、各々は永遠で、全能であり、いずれも他より偉大でもなければ、小さい訳でもない、各々が神であり、しかも、一緒になって一人の神として存在している」と書かれている。しかし、神から霊感を受けて書かれた聖書によると、この教えは誤りである事が分かる。それは次に上げる聖書の言葉から理解できる。

イエスは彼らに言われた。「わたしの教えはわたしのものではなく、わたしを遣わした方に属するものです。(ヨハネ7:16)
父はわたしより偉大な方だからです。(ヨハネ14:28)
その日または時刻については誰も知りません。天にいるみ使いたちも子も知らず、父だけが知っておられます。(マルコ13:32)   
わたしの意志ではなく、あなたのご意志がなされますように。(ルカ22:42)
男の頭はキリストであり、女の頭は男であり、キリストの頭は神です。
(コリント第一11:3)
いまだ神を見た人はいない、父に対してそのふところの位置にいる独り子の神こそ、彼について説明したのである。(ヨハネ1:18)
神はただひとりであり、また神と人間との間の仲介者も、ただひとり人間キリスト・イエスであって  (テモテ第一2:5)
唯一まことの神であるあなたと、あなたがお遣わしになった、イエス・キリストについての知識を取り入れること、これが永遠の命を意味しています。 (ヨハネ17:3)

上記の聖書の言葉から考察すると、三位一体の教えが誤りであるということがよく分かる。では、三位一体の教えはどこから始まったのであろうか、それは西暦前2200年ほど昔の古代バビロンに源を発するのである。古代バビロンにおいて、バビロンの王二ムロデの死後、神格化された二ムロデとその妻と息子による三位一体が構成されたのである。その三位一体の教えが全世界に広まり、世界のあらゆる宗教の中に浸透していったのである。この教えは、唯一まことの神の存在を分からなくする為の、悪魔サタンの策略であったのである。
なぜならば聖書によると、二ムロデは神に敵対する力ある狩人であったからである。 (創世記10:9)

その故に聖書の中では全世界に広まっている誤りの宗教全てのことを、大いなるバビロンと称し、古代バビロンの影響を受けた全ての宗教は神によって裁かれ、神によって滅ぼされることが預言されているのである。聖書によると、大いなるバビロンは、大きな臼石が海に投げ入れられるかのように姿を消し、二度と見出される事は無い、と預言されている。(黙示録又は啓示18章)その故に正しい真理の宗教を信じたい人は、また神の裁きを免れ救いを得たいと思う人は、神の霊感の書物である聖書を正確に理解し、三位一体を否定する聖書に一致した宗教団体を見出し、その宗教を実践する必要があるのである。私は全人類と個人個人がそのことを行なうように心からお勧めする。